2年連続日本一へ「もう1頂!」! 思いを1つに、心を1つに戦った「2018 パーソル クライマックスシリーズ パ」(以下CS)ファイナルステージ。10月21日(日)の第5戦、6対5でライオンズに勝利して、今シリーズ4勝2敗(ライオンズのアドバンテージ含む)でホークスの「SMBC日本シリーズ2018」進出が決まりました。
強打の相手に打ち勝ちました。初戦から10得点。好調の中村晃選手とグラシアル選手、さらにムードメーカーの川島慶三選手が3安打を放つ活躍。川島選手は「勢いをつけたかった」と大事な初戦を勝利して喜んでいました。
第3戦では16安打15得点とさらに打線が活発に。上林誠知選手がCS最多タイの1試合6打点の活躍。そして“帰ってきた主将”内川聖一選手もホームランを放ってチームのムードはさらに高まりました。第4戦では柳田悠岐選手に待望のCS第1号本塁打が飛び出して先制して、流れをがっちり掴みました。
ホークス打者陣の奮闘は、裏返せば投手陣が相手を抑え込んだ証でもありました。相手を怖がらずに投手陣は真っ向勝負を挑みました。先発では千賀滉大投手や東浜巨投手が力投。武田翔太投手や石川柊太投手が控えたブルペン陣は最強の布陣でした。そして加治屋蓮投手や嘉弥真新也投手、森唯斗投手もしっかりと役目を果たしました。
工藤公康監督は「みんなが絶対に勝つという思いで戦った」と連日のように選手たちへの感謝の言葉を口にしました。まさにチーム一丸、思いは1つでした。シーズンの悔しさを晴らす連日の大熱戦を勝ち抜いて、笑顔を取り戻したホークスナイン。しかし、本当の歓喜は、もう少し先にあります。
合言葉は「もう1頂!」。2年連続日本一です。
「SMBC日本シリーズ2018」は10月27日(土)に開幕。広島カープと対戦します。マツダスタジアムからスタートし、第3戦から第5戦までがヤフオクドームで行われます。
2018年10月21日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)