2013/12/02 (月)
選手

ドミニカ~な日記 第7話 「紙一重の差」

若鷹奮闘記2013

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オラ~!コモエスタス!

ドミニカでの生活も1か月を過ぎると慣れてきてはいますが、やっぱりスペイン語はまだまだ難しいですね。
それでもいつものように、スペイン語でマシンガントークを浴びせられる毎日でさすがに覚えたいと思うけど、現在は挨拶と数字ぐらいだけですかね・・・(笑)。

またこちらに来ているアメリカ人選手とは片言の英語で話してはいますが、分からない言葉は、携帯アプリの翻訳機能を使って、しかもお互いが日本語と英語の翻訳機を介しての会話が成立するという・・・便利な時代になったもんです(笑)。

ということで、こちらに来て1か月が経ち、僕の筋肉もかなり出来上がってきて(毎年この時期だけ)、その反面体重は一向に減る気配を見せない僕ですが、今さらながら気付いたことが一つあります。
僕はたぶん世界中どこに行っても食べる物で困ることはない。食欲がなくなったことがほとんどない。風邪を引いても食欲だけはある。食欲がない時は、二日酔いで気持ちの悪い時だけだと・・・(笑)。

そのおかげで、毎日健康ですが、個人的な目標でもあるダイエットには成功しないのです。
そして毎日、口癖のようにお決まりの「明日からダイエットする!」をつぶやいているのです(笑)。

隣では、体重を増やしたくてもなかなか増えず、無理矢理「炭水化物」を腹に押し込む日々の「翔(21岩嵜)」がいて、お互いがその体質を羨ましがっているのです(笑)。

・・・すいません。完全に話が逸脱してしまいました。

本題に移ります(笑)。

前回の登板で、万全の体調でない中、見事な精神力で粘りの投球を見せ乗り切った翔でしたが、次の登板では前回の反省を活かし、しっかりと万全のコンディションで臨み勝負していこうと話していました。

そして今回は中7日を空けての万全の調整での先発登板となりました。
相手は首位争いをしているチームだったので、プレッシャーも緊張感もありましたが、立ち上がりから素晴らしいピッチングで4回まで1安打で早くも2点のリードを奪い優位に進めるも、勝ち投手の権利の掛かった5回でした。

下位打線からの不運なヒットが続き、4連打で一気に逆転されてしまい降板となってしまったのです。
調子も良かっただけに、あっという間の逆転劇でした。
改めて、1球1プレーの怖さを思い知らされた試合となりました。

翔も今日は勝てる状態だっただけに本当に悔しそうでしたが、結果は紙一重だったと思うし、でも紙一重で勝てないのも実力なのです。
しかし、何よりこの時期にこれだけの経験ができていることは、来季のための非常に大きな経験となっているに違いないのも事実です。

こうやって、成功と失敗を経験し、学び、努力し、そして成長していく。
「紙一重の実力」をつけていく姿をこれからもしっかりと見届けていきたいと思います。

簡単には結果を出させてくれないこのドミニカリーグ。
この後、翔にとってはさらなる試練が待っていたのです・・・。。。

つづく

2013年12月2日掲載
倉野 信次 (3軍投手コーチ)

若鷹奮闘記2013
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