プロ7年目、初のタイトル獲得です。10月7日（火）にパ・リーグの今季レギュラーシーズン全日程が終了し、中村晃選手が「最多安打」（176安打）に輝きました。

中村選手は主に1番打者として143試合に出場。打率.308、出塁率.375、4本塁打、61打点、10盗塁の成績を残し、打線の牽引役として活躍しました。猛打賞（1試合3安打以上）は14回マーク。6月7日のカープ戦（マツダ）では1試合5安打の固め打ちも見せました。

タイトル獲得を受けて中村選手は取材を受け、「素直に嬉しいです」と率直な心境を語りました。しかし、シーズン序盤は苦しんだと振り返り、「まさかタイトルを獲れるシーズンになるとは思っていませんでした」と話しました。

25歳でまだ若手の中村選手ですが、職人気質のプレーヤー。「具体的なヒット数などは目標に置いていませんでしたし、1番打者で打席数も多いの、これくらい打つのは当然かなと思います」と涼しい顔。「それよりも怪我をせずにこれだけの試合数を出ることが出来たのがよかったです」と納得の表情を浮かべました。

ただ、静かな語り口調の中にも「（自分が打った）このような年に優勝できたのは自信になります。まだ実感はないけど、タイトルは光栄に思います」と引き締まった表情を見せ、今後の「2014ローソン　クライマックスシリーズ　パ」に向けて「シーズン中とは違う緊張感はあると思います。チームのために1打席1打席を集中して臨みたい」と決意を口にしました。