【10月18日(土) ホークス5‐2ファイターズ ヤフオクドーム】
日本シリーズ出場に王手だ。チーム一丸、そしてヤフオクドームのスタンドの熱い声援にも後押しされて会心の勝利。さあ、今日19日(日)の第5戦で決めるぞ!
序盤のヒリヒリする展開の中、決勝点となる2点タイムリーを放ったのが選手会長の松田宣浩選手でした。2対1とリードして迎えた3回裏、2アウト走者なしから明石健志選手と内川聖一選手の連打、李大浩選手の四球で満塁のチャンスを作り打席が回ってきました。
「第2戦、2アウト満塁でいい当たりでしたが打てなかった(結果はショートライナー)。僕のバッティングは気持ち一本。だから気持ちで打ちに行きました」
この日は第1打席で左中間にツーベースを放ち、一緒にお立ち台に立った吉村裕基選手のタイムリーを演出していました。
「1打席目にヒットが出ると火がつくタイプですから!」
マウンド上の対するメンドーサ投手にはシーズン中に11打数1安打と抑えられていましたが、「気持ちの方が勝りました。データなんて気になりませんでした!」と、初球の内角へのツーシームをセンター前へ弾き返し、2人のランナーを本塁に迎え入れました。
「闇雲に打つわけではなく、早いカウントから打ちに行く方がヒットになっている確率が高いんです。集中して一発で仕留めることが出来ました」
破顔一笑の松田選手。そして、この試合2点目の適時打を放った吉村選手も「今日はDHだったので代打のつもりで行きました。気持ちで打ちました」と笑顔を作りました。
また、この日のスタンドの歓声からは「10・2」を思わせるアツさが伝わってきました。それに乗せられるように、初回には柳田悠岐選手がチームを勇気づける先頭打者本塁打。投手陣は中田賢一投手が5回2失点の粘投。やや制球に苦しみましたが、スタンドからはマウンド上に何度も何度も温かい拍手が送られ、中田投手は踏ん張ることが出来ました。その後は必勝パターンの「勝利の方程式」。岡島秀樹投手、森福允彦投手、森唯斗投手、五十嵐亮太投手、サファテ投手とバトンをつないで勝利を掴みとりました。
「明日(19日)、決めます。熱い声援をよろしくお願いします」(松田選手)
「明日は超満員でお願いします!」(吉村選手)
3年ぶりの歓喜へ、いよいよ決戦です!