【5月31日（火）　ホークス5－2ドラゴンズ　ヤフオクドーム】

＜今日の熱男＝サファテ投手　史上12人目の通算150セーブ＞

「8回2アウトから準備をしてたよ。いつも通りさ。ホークスは決してあきらめないチーム。それにウチの打線ならば、1点ビハインドくらいならばひっくり返すチカラは十分にあると思っていたからね」

その言葉通り、8回2アウト走者なしから一気の6連打。松田宣浩選手の同点打、中村晃選手の逆転タイムリー、吉村裕基選手の2点タイムリーで4得点を奪って試合をひっくり返しました。

「準備は万全だった」というサファテ投手。最初の打者を155キロで空振り三振に仕留めると、一塁ゴロ、遊ゴロと危なげなく3者凡退で片づけて、マウンド上に勝利の輪を作りあげました。

通算150セーブは史上12人目の記録。外国人投手としてはクルーン投手以来2人目です。

「一つの区切りだから素晴らしいこと。ただ、目標にしているのはクルーン投手の外国人記録（177セーブ）。それは必ず抜きたいと思ってやっています」

5月は16試合に登板。月間12セーブはパ・リーグ新記録です。

「パ・リーグには素晴らしいクローザーがたくさんいる中で、本当に光栄なこと。だけど、あまり数字は気にしていませんでした。たくさん投げていることも知っています（この日が開幕から28試合目）。だけど、チームが強くていい試合をしているから、僕の出番がある。疲れは感じていないし、問題はないよ」と笑顔を見せていました。一度剃り上げた髭も、気づけばまた伸びてきました。「もう剃らないし、髪の毛も切らないよ。3連覇するまでね」と顎をさすりながら口元を緩めていました。

工藤監督の熱男トーク

――8回は見事な逆転だった
「すごい。内川くんが打って長谷川くんも打ったときに、ベンチの盛り上がっていい雰囲気だった。その勢いというか、松田くんが自分のスイングでしっかり打ってくれたのが良かった。それまではボール球に手を出したりして苦しんでいたが、自分のスイングが出来たというのが一番」

――岩嵜投手に試合中に助言をしていたようだった。
「彼の力であれば、もっとを腕を振って投げて、150キロもどんどん出せる。ピッチャーのメリハリって、意外としっかり腕を振れた方がいい場合もある。コントロールを意識しすぎるんじゃなくてね。バッターに向かっていく気持ち。それも大切じゃないかという話をしました」