2016/06/03 (金)
選手

絶好調今宮選手。豪快に打ってよし、繋ぐもよし!

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【6月2日(木)ホークス6-2ドラゴンズ ヤフオクドーム】

<今日の熱男=今宮健太選手 最年少通算200犠打&今季5号アーチ>

今季初めて1番打者に座った今宮健太選手が実りある5打席で、チームの勝利に貢献しました。

まずは第1打席。9球粘ってフォアボールで出塁。その後打線がつながって長谷川勇也選手の逆転2点タイムリーなどで初回から3点を奪いました。

「初回の最初に打席が回ってくる。思い切って行こうと考えていましたが、1回表の(中田)賢一さんのピッチングを見ながら考えを変えました。また、昨日は本多(雄一)さんが2ボール0ストライクから打ちに行っていたので、ボクは待っていくことにしました」

フルカウントまでバットを出さず、そして粘っての出塁。「追い込まれたら甘いコースには来ない。際どい球をカットして、フォアボールでもいいと思っていました」。

そして2打席目は無死一塁で送りバントを決めました。これがプロ通算200犠打。史上38人目ですが、最年少での記録達成となりました。

「ベンチからのサインを確認したときにこれが200個目だとはわかりましたが、特に記録に対して意識をしていなかったので、ヘンな緊張はありませんでした。

高校時代は通算62本塁打のスラッガー。「プロに入ったときはこんなにバントをするなんて思ってもみませんでした」。しかし自分の生きる道を模索し、1軍で試合を経験するたびにベンチからの要求に応えることで、信頼を積み重ねてきました。「僕にとってバントとは、プロ野球でやっていく中で大事な仕事のひとつだと思っています」。

しかし、欲ものぞかせました。「バントのサインが出ないバッターになることが最大目標。今に満足するのではなく、もっともっと上を目指してやっていかないと」。

新打法にたどり着いた5月26日以降の7試合で、24打数12安打3本塁打10打点と快進撃を続けています。「まだまだですよ。必死にやっているだけです」。慢心のカケラも見せない背番号2。急上昇を描く成長曲線はまだどこまでも伸びていきます。

また、先発した中田賢一投手はテンポのいい投球で6回2失点。今季4度目の先発で待望の1勝目をマークしました。

工藤監督の熱男トーク

――今宮選手が1番起用に応えました。
「非常にイイ活躍でした。今は自分の打撃の感じがいいから、落ち着いて打席に立てている。ミスショットもしない。今日は相手が左投手ということもあり、1番で起用しました」

――中田投手が初勝利。
「リズムが良かった。(報道陣の)みなさんも感じてくれたのでは? 色々考えながら投げるよりも、自分の身体のまま、逆らうことなく投げる方がこのような結果につながる。彼の中でも手応えをつかんだのでは」

2016年6月3日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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