10月7日（金）、9月度の「日本生命月間MVP」受賞選手が発表され、内川聖一選手がパ・リーグ野手部門で選出されました。2011年4月度、2013年8月度、2014年7月度に次いで、パ・リーグで4度目の月間MVP獲得。セ・リーグではベイスターズ在籍時の2008年の8月度に受賞しています。

内川選手は9月度、チームの全23試合に4番打者として出場し、打率（.347）、安打（33）、打点（26）でいずれもリーグトップの成績を残しました。10試合で複数安打を放ち、逆に無安打で終わった試合は4試合のみ。11日のライオンズ戦（ヤフオクドーム）では1本塁打を含む2安打4打点、14日のイーグルス戦（コボスタ宮城）では5安打3打点など、4試合で3打点以上を記録。打点をあげた14試合でチームは12勝2敗、主軸打者としての重責を果たしました。

内川選手は「受賞は嬉しいし光栄です。でも、チームがリーグ優勝を目指した9月に、それが出来なかったのは残念でした」と振り返りました。チームとしては怪我人が続出し、内川選手も痛みを抱えながらプレーした試合もありました。それでも「どんな診断であれ、試合に出られるか出られないかが重要だと思っています。試合に出たら関係ない。出る以上はやらなきゃいけない」と持論を述べました。

今季は2年ぶりにシーズン打率3割に到達。106打点は自己最多でした。「3割に自分としてはそれほど興味はなかった。周りは引退した後に3割を何度打ったと言われるから大切だとも言ってもらえましたが、仮に最後の方で休んで達成してもどうなのかなと。もしダメならばそれくらいの選手だったと思い、プレーしていました」と心境を明かしました。

次はCS、そして3年連続日本一へ。「ファンの皆さんと喜びを分かち合える瞬間が来るように、そこに向かって頑張っていきたい」と意気込みました。