奇跡を信じて、振りきった。オーティズ選手の打球はバックスクリーン左へ。逆境を跳ね返す3号逆転サヨナラ本塁打となりました。

5月8日（金）のライオンズ戦（ヤフードーム）。1点を追う9回裏1死一塁でした。オーティズ選手は「カウント1－2になったから、低めのチェンジアップが来る」と考えていました。4球目、読み通りの球。
「日本で4年間プレーをしていたからね。相手の攻め方は頭に入っている」。
小久保裕紀選手や松中信彦選手と比べればずいぶん小柄なオーティズ選手ですが、それをまったく感じさせない力強い打球が外野スタンドに消えていきました。

チームに合流して10試合。打率.324、3本塁打、7打点と大きな戦力になっています。
「ホークスはとてもいいチーム。みんな野球を楽しんでやっているからね」とにっこり。勢いはこれからも加速するばかりです。

また、ルーキーの攝津正投手はプロ初勝利をマーク。
「大事な場面で投げさせてもらっているので刺激になっています」。
貴重なウイニングボールは外野スタンドへ。それでも「いいです。また次に勝てばいいんですから」とサラリ。凛々しい表情で語る26歳右腕は頼もしい限りです。