秋山幸二監督が前半戦の戦いを振り返りました。84試合を戦い48勝34敗2分。首位とは1ゲーム差の2位という成績については「順調にきたかなと思う」と話しました。

まずは、投手陣。開幕ローテを任せた6人のうち3人に白星がつかない状況で「苦しかった」といいますが、その中でも杉内俊哉投手、ホールトン投手、和田毅投手が白星を重ねて、さらに中継ぎから転向した藤岡好明投手と新外国人のジャマーノ投手の働きを高く評価しました。ただ、和田投手は現在2軍で調整中。「ローにしても新垣にしても後半戦には戻ってきてほしいね」と期待を寄せました。
リリーフ陣については「試合を重ねるたびに任せられる存在になった。攝津とファルケンボーグは自信を持って送り出せる。先発が不安定な中で、投手陣が上手く機能できた」と大きな手応えを感じていました。

そして、野手陣。長谷川勇也選手と田上秀則選手の台頭がありました。「長谷川は去年1軍を経験したことが自信になったんだろう。田上はリードがいいということで途中から起用した。力を発揮してくれている。打撃はもともと力を持っていたからね」。さらに、途中加入のオーティズは「考えていた以上の活躍で打撃陣を引っ張ってくれた」と笑顔を見せました。小久保裕紀選手ら主軸についても「小久保はキャプテンとして全試合に出場してチームを引っ張ってくれている。松中の状態もいいし、多村も持ち味をきっちりと出している」とひと安心です。

今後の戦いについては「これ以上けが人が出ると戦力が落ちる。今いるメンバーで、けが人が出ないこと」を一番のポイントに挙げました。「残りは約2ヶ月。一戦一戦これまで通り勝ちにこだわって勝っていきたい」と抱負を語りました。