福岡に帰ってきた、19年目のベテランが意地を見せました。8月5日(水)のマリーンズ戦(ヤフードーム)。4対4の同点で迎えた8回裏2死一、三塁のチャンスで、村松有人選手がレフト前へ決勝タイムリーを放ちました。
「前の打席。チャンス(1死三塁)で凡退していた。(試合を)決めるつもりで、死ぬ気で打席に立った」と振り返りました。
昨年10月、大村直之選手とのトレードで6年ぶりにホークスへの移籍が決定。昨季まで通算1,370安打を積み重ねた打撃と通算270盗塁の韋駄天、2度のゴールデングラブ賞を獲得した守備力。何よりかつて弱小と言われたホークスが初優勝、そして常勝軍団へと変わりゆく中でプレーしてきた経験を持ち、多くの面で期待されての復帰でした。しかし、キャンプ中から故障に悩まされて開幕は2軍スタート。「その後、試合に出てもなかなか結果を残せなくて……」と苦しみました。
しかし、ここ一番での集中力。それが若手選手との決定的な違いです。
「1つの試合にかける想い。1打席、1球にすべてをぶつけていく」。
6年前の日本一を知る男は、まだ歓喜を知らない選手たちに自らの姿勢でそれを伝えようとしています。
この日の試合後はもちろんお立ち台。ヤフードームでのヒーローインタビューはホークスに復帰してから初めてです。
「やっぱり、ヤフードームの大歓声の中であそこに立つと凄いですね。ファンの皆さんの力を改めて感じました」。
ホークスのユニフォームに再び袖を通して10ヶ月近くが経とうとしています。ずっと言いたかった言葉、想いをようやく届けることができました。
「福岡に帰ってきました。日本一を目指して精一杯がんばっていきます」。
さらに大きく沸くスタンド。村松選手は何とも言えない感慨深い表情を浮かべていました。
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