頼れる主将の一発がチームに流れを大きく引き寄せました。8月20日（木）のライオンズ戦（ヤフードーム）、1点を追う4回裏、小久保裕紀選手が左翼席に16号同点ソロを放ちました。
「大きかった。前の回に無死二、三塁のチャンスを潰していたからね」と秋山幸二監督も大きくうなずく一発。
また、この本塁打は通算382本目。原辰徳氏（元ジャイアンツ）、大島康徳氏（元ファイターズなど）に並び歴代17位タイに浮上しました。

そして、病と闘う子どもたちに捧げた一発でした。この日の午前に「九州がんセンター内」の院内学校を訪問。「子どもたちと会うことで僕らも強くなれる」と話していました。「この日に打ててよかった」と試合後も本当に嬉しそうな表情を見せていました。

残り試合が徐々に少なくなる中、一戦必勝の気持ちで戦っています。21日（金）からは大事な首位攻防戦。ファイターズをヤフードームに迎えての3連戦です。逆転優勝に向けて、小久保選手は力強く言いました。
「初戦はダルビッシュ。弾みがつけられた。そして、全部勝ちにいきます」。