2009/12/17 (木)

川崎選手、トークショーでびっくり発言

スペシャルトークショーに出席した川崎選手は、眼球トレーニングで目をキョロキョロと動かす
スペシャルトークショーに出席した川崎選手は、眼球トレーニングで目をキョロキョロと動かす
川崎宗則選手は16日、福岡県久留米市でCM出演する西日本鉄道のトークショーに参加した。近年、眼球トレーニングを続けながら「健康診断で、目の縦の判断がダメと言われた。どうりで守備がダメと思った」など今シーズンにまつわる秘話のほか、私生活のエピソードも披露。理想の女性も「みそ汁がつくれる人がいい」と明かした。ファンからの質問コーナーで結婚に触れ「アナウンサーと結婚したりして」とびっくり発言も飛び出し、女性ファンが悲鳴を上げるひと幕もあった。

プロ入り10回目の契約更改も出来高払い不要の方針を打ち出した。「契約はシンプルにしたい。僕はインセンティブ(出来高払い)はいらない。契約につけると、その数字を追いかけてしまう。僕が目指すのはそこではありません」。明日18日に控える初交渉に向けて“無欲”とも思われる持論を展開した。

個人成績に応じて報奨金が付くインセンティブ契約。野手なら打席数や安打数、打率など、球団との話し合いで決めた条件をクリアした場合に基本給とは別に支払われるが、今まで同様に無関心を貫く。

「野球はオーケストラと思う。みんなでハーモニーを奏でてお客さんに拍手をもらう。1人だけがガンガン演奏してもだめと思うんです。みんなでいい演奏をして、優勝して最高の拍手をもらいたい。」(川崎選手)

個人成績に走るとチーム貢献につながらない、試合中に余計な計算やお金に意識が働くのはオーケストラの一員としてふさわしくないというわけだ。

さらに球団が主力選手や今後FA(フリーエージェント)資格取得が見込まれる選手に提示する、複数年契約もやんわり拒否。「複数年はしようと思わない。単年勝負が基本で、成績が悪いなら下がって、いいなら上がる。責任を持ってやりたい」とも語った。出来高や複数年という、一見、選手に厚遇と思われる条件は不要。最高の音楽を奏でるための、川崎選手の流儀だ。
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(提供:西部日刊スポーツ新聞社

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