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新人合同自主トレ初日、博多湾を背にランニングを繰り返す新人選手。左から今宮選手、下沖投手、川原投手、豊福選手、中原選手 |
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入寮式で王会長(右)の訓示を聞く今宮選手(左端)ら新人選手 |
王貞治会長が9日、新人5選手に金言を送った。西戸崎合宿所で行われた入寮式で初めて訓示。「プロ野球選手であるけど、その前に1社会人として生きていくことが求められる」。さらに「我々(が現役)の時にはなかったけど、野球だけでなく、すべてのスポーツでドーピングの問題がある。それも1年1年変化していく。知識を植えつける意味でもね」と語りかけた。
球団では07年にガトームソンがドーピング規則違反で出場停止になった経緯もある。「診断書がいらない市販薬とかでも、飲んでひっかかる場合もある。例えば売る側も、知ってる顔の選手が来た場合に止めるくらい全体の意識が高まってくれれば」。スポーツ界の明るい未来を願うからこそ、若者の船出にあえてこの問題を認識させた。ドラフト2位の川原弘之投手は「ずっとテレビで見てきたスターというか神のような存在。緊張しすぎました…」と話していた。