2010/01/16 (土)

川原投手、「左の新垣」になる

ノックの順番を待つ川原投手(後方)は、新垣投手の投球をじっと見つめる。手前は今宮選手
ノックの順番を待つ川原投手(後方)は、新垣投手の投球をじっと見つめる。手前は今宮選手
川原弘之投手は「左の新垣」になる。高校の授業で一時離脱していた左腕は4日ぶりに新人合同自主トレの全体メニューに再合流した。5選手が1カ所で受けたノックの練習中、順番を待つ川原投手の目はノッカーではなく、キャッチボール中の新垣渚投手にくぎ付けだった。

「ずっと見てました。(新垣は)軽く投げても、スーッといい球がいっていた」。ノックを受け終わるたび、食い入るように右腕の投球を見つめ続けた。

チームが本拠地を置く福岡市で生まれ育った川原投手は、球場やテレビ中継でホークスの試合を見て育った。「(新垣の)あのスライダーは、プロ野球の中でも1番すごいと思う。機会があればアドバイスを聞きにいきたいです」。新垣投手は右肩のリハビリもあって西戸崎室内練習場で自主トレを行っている。まだあいさつした際に「頑張れ」と激励されただけだが、川原投手はスライダーの奥義を請うチャンスをうかがっている。

ノック後は、キャッチボールや下半身強化に汗を流した。「(離脱中も)練習はしてきたけど、今日は体が軽かったです」。投球の左右こそ違うが185センチの長身で細身の体形も、新垣投手に似ている。18歳左腕が、プロ入り2年目に奪三振王にも輝いた新垣投手の背中を追う。
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(提供:西部日刊スポーツ新聞社

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