2010/01/17 (日)

李選手、「2月20日デビュー」へ意欲を示す

来日2日目のこの日、福岡ヤフードームを訪れた李選手はグラウンドでキャッチボールを行い汗を流す
来日2日目のこの日、福岡ヤフードームを訪れた李選手はグラウンドでキャッチボールを行い汗を流す
新外国人、李●浩(イ・ボムホ)内野手が「2月20日デビュー」へ意欲を示した。来日翌日の16日、本拠地・福岡ヤフードームで入団後初めての練習を敢行。早期調整で三塁のポジションを奪う決意をのぞかせ、チームが対外試合初戦を予定している2月20日からの全開モードも宣言した。日本語も勉強中の大砲が、頼もしく動きだした。

志願の本拠始動が、李●浩の決意を物語っていた。前日15日の午後に来日。24時間もたっていない、この日の昼すぎ。球団関係者に福岡ヤフードームでの練習を願い出て、姿を現した。グラウンドでランニングやダッシュ、キャッチボールを行うと、室内に移動してティー打撃150球。さらに、筋力トレーニング、ストレッチと約2時間半のメニューに汗を流した。照準は定められている。チームは2月20日にキャンプ地宮崎で今年初の対外試合を予定。出場の意思を宣言するようにうなずきながら、きっぱりと言い切った。

李●浩「これまでも(調整の)ペースを早めたときの方が成績がよかった。ペースを上げないといけない立場。(練習試合を含めた)オープン戦で実力を見せないといけない。ある程度、納得いく結果を残したら、ペースを落としたい。」

三塁のポジションを奪うため、2月20日デビューで調整を進めているのだ。前日15日には一塁を守るつもりがないことを明言している。松田宣浩選手やオーティズ選手らライバルに先制パンチを見舞う絶好の機会だけに、言葉に熱が帯びるのも無理はない。秋山幸二監督も李●浩のプレシーズン全試合出場を視野に入れており「ボム砲」が2月20日からフル稼働するのは間違いない。

調整は順調だ。昨年12月から動き始め、体重は91キロ前後。シーズンまでキープするだけの段階。さらに、チームになじむための努力も重ねてきた。「自分の心をオープンにしておけば、つながりができる。オープンにして、みんなと接していきたい」。この2カ月で日本語を学ぶため、家庭教師を雇っていたという。あいさつや簡単な日常会話であれば、理解できるまでになっている。

本格的な打撃練習も20日に宮崎へ移動し、川崎宗則選手と行う合同トレ期間中に実現しそうな勢いだ。その川崎選手には前夜に電話で連絡をいれ、あいさつを済ませるなど律義な一面ものぞかせた。

李●浩は、本拠地となる福岡ヤフードームの印象を「いい球場だし、すばらしい。野球をやるという気持ちがどんどん出てくる」と口にした。きっと、新天地で三塁を守る自らの姿も思い描いたに違いない。

※●は木へんに凡
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(提供:西部日刊スポーツ新聞社

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