2010/01/19 (火)

李選手、母国球団のキャンプに飛び入り参加を決定

ヤフードームに姿を見せキャッチボールで体を動かす李ボム浩選手
ヤフードームに姿を見せキャッチボールで体を動かす李ボム浩選手
新外国人、李●浩(イ・ボムホ)選手が2月春季キャンプでの全開アピールへ、20日から韓国・斗山(ドゥサン)ベアーズの宮崎・西都キャンプに飛び入り参加することが18日、決まった。李●浩は、20日から宮崎生目の杜運動公園で自主トレを計画していたが、本格的な打撃練習に取り組もうと母国の球団にキャンプ参加を打診。了承を得たことで、一気に調整のペースを上げることになりそうだ。

これも李●浩選手の意気込みの一端だ。自主トレ地の変更を、2日前に踏み切った。当初は20日から川崎宗則選手らが汗を流し、チームのキャンプ地でもある宮崎・生目の杜運動公園で練習するスケジュールを組んでいた。だが、宮崎・西都でこの日からキャンプをスタートさせた韓国・斗山ベアーズに合流することに決定した。

李●浩選手の、たっての希望で実現した。15日に来日後、16日から3日間、本拠地・ヤフードームで練習した。グラウンドではキャッチボールやダッシュなど軽めのメニュー。室内ではティー打撃や筋力トレを実施した。関係者が「外で打つのと、室内で打つのとは全然違う」と話したように、本格的なフリー打撃やノックをメニューに追加する狙いがあったようだ。

三塁でのポジション奪取を明言。守備からリズムをつくるタイプと公言しているように、自主トレでは体験できないキャンプならではの“生きた球”を攻守で早めに経験することは、大きな意味を持つ。母国の球団の練習に参加することで、言葉などの環境面でストレスを感じることも少ないはず。昨年12月から動き続け、既に体重をシーズン仕様の91kgまで絞るなど体づくりは済ませている。斗山の協力によって、新天地ホークスでは2月1日の宮崎キャンプから全開モードで突入できるというわけだ。

斗山は、かつて米大リーグ・レッドソックスなどに在籍した金善宇(キム・ソンウ)投手らを擁し、3年連続でポストシーズンに出場した強豪球団だ。「(調整の)ペースを上げないといけない」と話してきた助っ人にとっては、ハイピッチ調整へ切り替えるのに絶好の球団とも言える。

所用がたてこんでいたため、この日の練習後、報道陣に対応する時間はなかった。だが、異例の決断は、新助っ人砲のスイッチが「ON」に切り替わった証しだろう。

※●=木へんに凡
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(提供:西部日刊スポーツ新聞社

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