2010/01/20 (水)

松中選手、「3・20開幕」へ照準を合わせた調整

右ひざと左ひじ手術を昨秋に受け、リハビリ中の松中信彦選手が、2月宮崎春季キャンプでチーム本体とは別メニュー調整することになった。19日、ヤフードーム内で練習内容やメンバー振り分けの大筋を決める「監督・コーチ会議」が開かれた。約3時間の会議後、秋山幸二監督は松中選手について「足(右ひざ)のことがあるから。様子を見ながらになる。よくなれば(チーム本体に)入ってくればいい。打つ方は(技術を)持っているわけだから」と、独自調整になることを明言した。

松中選手は現在、米グアムで自主トレを行っている。ランニングの強度を上げ、右ひざへの負荷を強めている段階。キャッチボールは再開しているが、打撃練習は2月キャンプで解禁する方向。ただ、キャンプ序盤に、豪快なサク越えを連発する松中選手のフリー打撃が今年は見られそうにない。

すでに松中選手の体調については、秋山監督自らがリサーチ済み。自身のグアム滞在期間中に食事をともにした。3月20日のシーズン開幕出場へ意欲を示す主砲に、秋山監督は「頼もしいことだよ」と目を細めた。

松中選手をのぞくメンバーは、急ピッチで調整を進めることになる。チームは2月20日を手始めに巨人、西武らと練習試合を3試合予定。「いよいよ今年もスタート。優勝を獲る。一丸となって、ばく進する」と秋山監督。キャンプ前半は調整遅れが確実な主砲だが、照準はしっかり3・20開幕へ、合わされているはずだ。

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(提供:西部日刊スポーツ新聞社

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