2010/01/23 (土)

ヤフードームに新型ビジョン2基を設置

右翼席後方では大型ビジョンの設置工事が進むヤフードーム
右翼席後方では大型ビジョンの設置工事が進むヤフードーム
ソフト劇場が世界一になる!ホークスが本拠地ヤフードームに新型ビジョン2基を設置することが22日、分かった。球場では日本最大の「ホークスビジョン」を挟む形でライトとレフトの看板部分に縦5.7m、横33mのLEDビジョンを導入。合計面積として世界最大となる。球場看板広告の枠を超えた3面のビジョンによる新たな映像演出も企画。7年ぶりのV奪回へ整えられた「世界一」の舞台はオープン戦でお披露目される。

今季はド度迫力の映像が左翼から中堅、右翼を突っ走ることなりそうだ。今月ドームで着工となった2基の新型LEDビジョン。縦が約10m、横が約56.3mのホークスビジョンの脇を固める形で、1枚の大きさは縦5.7m、横33mある。たたみ約320畳分の従来の画面が2枚で230畳分も拡大される計算だ。

球場関係者は「スポンサー看板の代わりの広告表示だけでなく、真ん中のホークスビジョンと新規の2面ビジョンを組み合わせた映像演出を行い、合計面積としては世界最大のビジョンになります」と説明。表示性能はハイビジョンクラス。従来のホークスビジョンに見劣りせず、本塁打や奪三振など選手の好プレーに合わせた大がかりな映像演出が可能になる。

打者やイニングごとにスポンサーを切り替えたり、動画で広告をより印象的に表示することもできる。球場看板広告の域を飛び出した、大がかりな装置だ。総工費は5~6億円になるもよう。その貴重な新ビジョンに心配事が1つ。松中信彦選手や小久保裕紀選手、新加入したWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)韓国代表の李●浩(イ・ボムホ)選手らが推定飛距離145~150mの特大アーチを放てば破損する恐れがあり“万が一”に備えて球団は保険をかけることを検討している。

新たな広告の場となるLEDビジョンは収益アップの期待も込められる。景気低迷の余波は球団を支援するスポンサーにも及び、広告掲出を減らす企業もある。ただし、従来型の看板でなく「動く看板」となれば付加価値が高い。主催試合の入場者数が実数発表となった05年以降、ホークスは5年連続で200万人以上を記録。昨年の224万人はリーグ最多と、もともと入場者は一定水準を保っており、より効果的な宣伝になる。

ビジョン3面を使った演出を手がけるのは福岡市内に本社を置く、映像制作集団「KOO-KI」が担当。06年からホークスビジョンの映像をつくっており、試合をショーアップする迫力の新作を着々と準備している。ファンを引き込む、シアター(劇場)とも呼べる新空間はオープン戦に間に合わせる予定。あとは「世界一」の舞台に合わせてチームが最高のパフォーマンスを見せるだけだ。

※●は木ヘンに凡
関連リンク > 、、
関連リンク > 個人成績(投手成績/打撃成績
関連リンク > メディア出演情報

(提供:西部日刊スポーツ新聞社

一覧へ戻る
  1. トップ
  2. ニュース一覧
  3. ヤフードームに新型ビジョン2基を設置