2010/01/23 (土)

李ボム浩選手、川崎選手との三遊間コンビでチームの天敵撃破を誓う

自主トレ中の川崎選手(右)と握手を交わす李ボム浩選手
自主トレ中の川崎選手(右)と握手を交わす李ボム浩選手
「ムネ・ボム」タッグでダル撃破だ!李●浩(イ・ボムホ)選手が22日、宮崎市内で自主トレを公開した。この日から同地で練習を再開した川崎宗則選手とも対面したほか、昨年3月のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)決勝で打ち崩した日本ハム・ダルビッシュ投手とも遭遇。同い年の川崎選手との三遊間コンビでチームの天敵撃破を誓った。

ロサンゼルスの激闘から305日。遠く太平洋を隔てた宮崎で、世界を代表する両雄が再び相まみえた。アイビースタジアムの右中間グラウンド。李ボム浩選手がダルビッシュ投手と視線を交えた。たぎる闘志は胸にしまい込んで、互いにサングラスを外して頭を下げた。

わずか数秒間。会話らしい会話をすることもなかったが、練習後の会見で李ボム浩選手は「去年は1度(WBC決勝で)打ったけど、これからはずっと対戦する。(ダルビッシュ投手へ)『これからよろしくお願いします』と伝えておいてください」とマスコミを通じて“宣戦布告”した。昨年3月23日(日本時間24日)のWBC決勝では9回裏に同点適時打を放った。今季はリーグ優勝を争うライバルとして、何度でも苦しめるつもりだ。

心強いパートナーもいる。この日は同地で練習していた川崎選手とも対面。こちらはガッチリ右手を握り合った。同い年で三遊間を組むことになる相棒からは「何でも分からないことがあれば言ってください。好きに(僕を)使って」と全面協力の申し出を受けた。「ありがたい言葉をもらった。一緒に守れればこれ以上光栄なことはない」と三遊間コンビ結成を熱望。この日は守備練習こそ別々だったが、さっそくフリー打撃を一緒にこなした。

チームの天敵撃破に向けて共闘する。WBCではダルビッシュ投手以外にも、第2ラウンドで楽天田中投手からバックスクリーンへ本塁打をたたき込んだ。両投手ともチームが苦手とする強敵。「あの時よりいい球を投げてくるはず。(助言するよりも)自分が聞いた方がいい。いい情報が欲しい」。チーム内でノウハウを交換して攻略法の確立を目指す。李ボム浩選手自身も趙通訳を通じて日本語を学んでおり「どんどんコミュニケーションをとりたい」と、みずから進んで会話に参加していく。戦う舞台は変わっても頂点を目指すのは同じ。好投手を打ち崩す使命も同じだ。

※●は木ヘンに凡
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(提供:西部日刊スポーツ新聞社

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