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秋山監督(中央)は2階の監督・コーチ室であいさつに上がってきた新人に訓辞する |
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今宮選手は午後からの自主練習でマシーンを相手に打撃練習に取り組む |
秋山幸二監督が25日、今年初めて新人合同自主トレを視察した。午前9時半から午後3時まで、5時間半にわたってルーキーたちの動きに目をやった。5人中4人を高卒が占める新人に「秋山流のススメ」をアドバイス。西武時代に高卒4年目で開幕1軍、翌5年目でレギュラーをつかんだ自身を引き合いに「まずはケガをしない体をつくってほしい。(自分は)1年目からコツコツやっていたからね」と焦らず土台作りから始めることを勧めた。
約5分間の訓示では「何の練習をやるにしても、いろんなことを意識してやるように」とも助言した。キャンプでは新人全員ともB組(2軍)スタートが濃厚。じっくりと育成する方針だ。もちろん昇格への道も閉ざしてはいない。「アピールすればチャンスはある。(A組に)上がれるかもよ」と期待していた。
ドラフト1位今宮健太選手が指揮官の言葉を胸に刻み込んだ。真剣に訓示に聞き入ると「自分の世代で菊池雄星はすごい選手だけど、自分はまだ1軍でプレーする選手じゃない。同期が早く出てきても焦らずやりたい」と誓った。初めての視察については「いつも通りやろうと思っても、監督さんが来ていたので意識してしまった」と反省していた。