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ヤフードームで汗を流した本多選手は、記者の質問に笑みを浮かべる |
本多雄一選手が「二塁打王」に挑む。自主トレ先のサイパンから帰国翌日の27日にヤフードームで練習を再開。昨季チームトップの二塁打32本を放ったリードオフマンは「(昨季リーグトップの)糸井さんが40本ですか。どんどん増やしていきたい。『もっとやれる』というのはある」と、球団記録(笠原和夫氏=48年)でもある62年ぶり40本の大台を見据えた。
貪欲(どんよく)に次の塁を狙う。「(単打の当たりでも)外野手が少しでも横に動けばチャンスはある。スキがあれば狙っていきたい」。二塁に達すれば、あとは安打1本で本塁が狙える。チームにとっても得点機が増えるのは間違いない。
自信はある。自主トレでは砂浜などで走り込み「ジーンズが(きつくて)パンパン。体が大きくなった」とニヤリ。走り出す1歩目のスピードアップを目指し、股(こ)関節の内転筋を中心に鍛えてきた成果を実感している。キャンプでは通算415盗塁の大石大二郎ヘッドコーチに走塁の極意を学ぶつもりで「(昨季まで)敵チームとして自分をどう見ていたかも聞いてみたい」と意欲的だ。秋山ホークスの核弾頭は、常に二塁を射程に入れていく。