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屋外で体をほぐす和田投手 |
和田毅投手が、あらためて2年連続の開幕投手へ意欲を見せた。「そこを目指していくのは、先発ピッチャーの最高の目標なので」。キャンプインを目前に控えた27日、過去2度開幕戦白星を挙げている左腕は、自身3度目となる大役に照準を合わせた。
すでに準備も万端だ。22日に自主トレ先のハワイから帰国。この日は西戸崎室内練習場で、キャッチボールなど軽めの練習を行った。約2週間のハワイ滞在中は7回ブルペン入り。うち3回は捕手を座らせた。「ハワイで、これだけ投げられるんだというのがわかったので」。温暖な気候のもと1度肩をつくったことで、春季キャンプでも焦らず調整を行う余裕を得た。
昨季もWBC合宿などで早めの調整だったが「今年の方が全然早い」と話す。左ひじを故障した昨季は登板15試合。「いい事ではないけど去年投げてない分、肩の貯金があった。それを1月で使った」。“ケガの功名”で1月中の投げ込みができたことは、昨季より約2週間早い今季の開幕日を考えると何よりだ。昨季14奪三振完封を演じた和田投手が、開幕マウンドをかけ杉内投手との一騎打ちに挑む。