メモリアルな一発は、ヤフードームの天井に届きそうなほど大きな放物線を描きました。5月8日(土)のライオンズ戦(ヤフードーム)の6回、多村仁志選手がプロ通算150本塁打を放ちました。
「こすったような当たりだったので、入らないかと思いました」と驚きの表情。さすがのパワーです。
「怪我もありながら150本という数字に到達できて嬉しい反面、もっと早く到達できたんじゃないかという気持ちもあります」と素直な心境を語りました。
今季でプロ16年目。「守備を買われてプロ入りした身だった」。しかし、入団した当時のベイスターズは右打ちの長距離砲は不在でした。「僕がそれを目指すことになった」。2004年にスラッガーとしての才能が一気に開花。自己最多の40本塁打をマークすると、翌年も31本塁打を記録しました。
「僕は作られたバッター。今まで出会ってきた指導者の方々に感謝したい」。
特に大きな影響を受けたのが落合博満氏(現・ドラゴンズ監督)でした。
「打撃の考え方が180度変わった。練習量がものすごかったのは今でも覚えている」。
今季はホークスに来て4年目。今やホークスのムードメーカーでもあります。
「僕はチームの勝利に貢献する一打が打ちたい。記録には正直あまり興味はないんです。ホームランはチームを勝ちに導く有効な手段でもあるし、これからもチームに勢いを与える一本を打っていければと思います」。
この日、初回のタイムリーと6回の本塁打は、まさに言葉通りの最高の一打でした。
ホークスケータイ公式サイトでは、さらにたくさんの選手動画を公開しています。選手たちの近況が気になる方、生のメッセージをご覧になりたい方はぜひアクセスしてください。
※ご利用には会員登録が必要になる場合があります
ケータイ公式サイトへはQRコード(対応機種)もしくは下記メニューリストからアクセスしてください。