2010/12/16 (木)
選手

倉野コーチ カリブ海だより Vol.8~中編~

さぁっ!いつものくだらない余計な前置きはなしで、早速いきましょう(笑)。
「中編」の今回は、たぶんプエルトリコで、野球以外で一番の思い出になったであろう体験を話しますね。

この島に来た一番の目的は、「夜の海で光る魚」を見ることでした。
「Bio-Bay」と呼ばれる海でのツアーなんですが、まずそこに行くまでに近くの駐車場にツアー客みんなで集合し、そこからジャングルの中を車で通り抜け、ジャングルに隣接している湾岸に到着となるんですが、僕たちはバスがいっぱいでトラックの荷台に乗って行くことになりました。

道中は、もちろん街灯ひとつない自然のジャングルの木々の中を通り、満点の星空を眺めながら、トラックに揺られながらの移動でした。
逆にバスじゃなくて良かったです(笑)。
ホント遊園地の「ジャングル~」とかいうアトラクションとは比べ物にならない迫力で(動物は出てきませんよ(笑))、途中道が悪いため、大きく「ガターンッ!」と体のあちこちを打って痛いんですが、ふと、「これだけ観光で使われる道なら舗装すればいいのに」と思ったけど、よく考えたら「舗装された道のジャングルなんかおかしいよね」と、心の中で自分にツッコミを入れてました(笑)。

そんな、これだけでも行く価値のある最高のシチュエーションの中、海に到着。
さぁ、ここからが本番です!

2人1組でカヤックに乗り、海の中央辺りまで行きます。
僕は翔と一緒に乗ったんですが、僕はカヤックが初めてで、ライフジャケットを着ているといっても、夜で真っ暗な海は本当に不安で怖い。

そして、少し前に出たほかのカヤックにぶつかりそうになって、どうしようと思ったそのとき!・・・ 「クイッ」と方向転換!
そう、翔が方向を変えてくれたんです。

『僕、和田さんとの自主トレでやったことあるんですよ(ニヤッ)』だって。
そういやぁ~、そんなこと、新聞記事で読んだことあったな。
これほど翔を心強く思ったのは初めてです(笑)。

そして、無事に目的地に到着し、そこでインストラクターの人の説明の後、海に入ることに!
ライフジャケットを着ているといっても、真っ暗で見えない海の中に入るのは勇気が要りましたが・・・。

そんなこともあっという間に忘れるぐらいの感動が!!

思い切って「バシャーッン」と入って、体を動かすと・・・体の周りが・・・。

青白く光るんです!! 

『水中の自分の体が光ってるーー!!うおぉーーー!魚ぉーーー!(笑)』。

あ~!やっぱり言葉だけでは、この感動は伝えきれないーー!!
しかも、写真で撮っても一般的なカメラだったから全然写ってないし。
しょうがないから、パンフレットを写真に撮って載せておきます(インターネットでも調べられます)。

でも、これなぜ光るかっていうと、水中の無数のプランクトンが触れられて光っているらしい。光るのも自分の身を守っているという説。
しかも、こういうプランクトンが大量に発生している海は世界で7つといわれ、その中でもこのプエルトリコのこの海が世界で最も光る量が多いらしい。
隣接するジャングルからの豊富な栄養を食べたプランクトンが、こういうエネルギーを持ったのだそう。

こんな素晴らしい体験は、一生に一度できるかどうかでしょう。
あ~、こんな海が近くにあったら、いつも行くのに(笑)。

ちょっと興奮してまた長文になってしまいました。
後編ではこの後の「笑激」のハプニングをお送りします。
上手く書けるかな?(笑)

つづく

2010年12月16日掲載
倉野 信次(3軍投手コーチ)

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