2010/12/21 (火)
選手

倉野コーチ カリブ海だより Vol.9

 
 
みなさん、コモエスタ!(ご機嫌いかが?みたいな意味)
僕たちはビエン、ビエン!(元気!みたいな意味)

ということで、ぷちスペイン語講座で始まる「カリブ海だより Vol.9」は、前回予告していたオールスターゲームの様子をお送りしましょう。
ちなみに、これで覚えたスペイン語は全部出尽くしました・・・ん?今、少ない!って、ツッコミました?(笑)。

12月12日に行われたオールスターゲームに、監督推薦で翔と大場が選ばれ、出場したんですよ。
監督はリーグ首位を独走しているウチの監督が務め、コーチ陣もウチのコーチ。おかげで僕もコーチ登録され、ユニフォームを着てベンチに入りました。

そして、オールスターゲームといっても、プエルトリコリーグだけのオールスター戦ではなく、プエルトリコリーグ代表対ドミニカリーグ代表の試合だったんですよ。
いきなり、プエルトリコ代表のユニフォームを着て、国を背負って試合することになりました!

初めにこちらに来たときには、通用せずに途中帰国を余儀なくされるのではという不安もあったのに、それがいつの間にかプエルトリコ代表のユニフォームを着ているなんて、何か不思議というか信じられない感じでしたね。
本当にここまでがんばってきた翔と大場には、褒めてあげたいのと同時に、貴重な経験をさせてくれたことに感謝です。

試合前セレモニーでは、両チームの監督、コーチ、選手が紹介され、僕も今度はちゃんと「シンジ・クラノ~!」と呼ばれました。(ホームの開幕戦のときは、誰が間違って伝えたのか「クラノ・さ~ん!」でしたからね(笑))

そして、プエルトリコ、ドミニカ、アメリカの3つの国歌斉唱。
そこでは、それぞれ歌手!?が国歌を歌ってくれたのですが、中でもプエルトリコの国歌は、たぶん小学生に違いない子どもが歌ってくれました。
それが上手いのなんのって!低音、高音すべてが素晴らしく(・・・すいません、素人が偉そうに(笑))、通訳のケントの口癖で言わせてもらうと、『ワオー!』(凄い、というときに頻繁に出てくる)で、僕的に言わせてもらうと、『MAX ワオー!』でした(笑)。

そんな華やかなセレモニーで始まった試合は、お祭り感覚ではなく、両チームともリーグのプライドを賭けた試合だったように感じました。
程良い緊張感の中、翔はドミニカの1~4番を相手に1回を無失点で、リーグ最多勝のメンツを保ったナイスピッチング!
大場も2/3回を内容の良い無失点のナイスピッチングでした!

試合は、元ホークスのバルデスがプエルトリコリーグ代表の4番打者として大活躍!
彼のバッティング技術は全然衰えてません!このプエルトリコリーグの中でも屈指の強打者で、みんな一目置いてるんですよ。
そのバルデスのタイムリーで勝ち越し、ウチのストッパーが最後の打者を打ち取った瞬間に、みんなベンチを飛び出し、ピッチャーの周りに集まりお祭り騒ぎ!

この喜びようを見て、本当に負けたくない気持ちが強かったんだなと改めて思いました。
そんなリーグのプライドを賭けた試合で、勝利に貢献できた翔と大場を誇りに思います。

そして、まさかまた一緒のユニフォームを着るとは思わなかったバルデスもMVPで、僕も本当にうれしかったです。

こんな感じで、オールスター休みもオールスター戦も満喫できて本当にリフレッシュできたと思います。
これで残り少なくなった試合でも、2人ともまた力を発揮してくれるでしょう。

さぁ、あと数試合ますますがんばっていきます!
この「カリブ海だより」も次は最終回になるかな・・・(涙)。

2010年12月21日掲載
倉野 信次(3軍投手コーチ)

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