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大勢のファンの前で新春トークショーを行いポーズを決める杉内投手(右)と森福投手 |
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新春トークショーを行う杉内投手(左)と森福投手 |
杉内俊哉投手は「3球勝負」にこだわる。3日、福岡市内で森福允彦投手とともにトークショーに参加。球数を減らすため、遊び球を極力控える考えを語った。
「時と場合によるが、できるだけムダなボール球を投げたくない。3球勝負するように心掛けたい。昨年の1イニングの平均は17球くらいだった。15球くらいにはしたい。先発でも、自分は(完投で)120球くらいいくけど、もう少し減らしたい」
昨季は16勝をあげ、218三振。3年連続200奪三振、4年連続2けた勝利を達成した。もっと上を目指すには何をすべきか。行き着いた答えは「省エネ」だった。ただ、三振を取れるのに打たせて取るスタイルに変えるつもりはない。2ストライクと追い込んだ後、できるだけ3球勝負で三振を狙う。
「日本の野球は(カウント)ツーワンにしたがる傾向がある。でも、3球で勝負することが多ければ、追い込んでから心理面で優位に立てるし、スタミナの面でも効果的。捕手にもできるだけ3球で勝負したいと言うようにする」
5日から鹿児島・薩摩川内市内で森福投手らと合同自主トレを行う。元日から2日間は完全休養にあてたが、この日からキャッチボールを開始。自転車こぎなどでも汗を流し、早くも11年の始動を行った。
「今はオンとオフのスイッチが入れ替わる感じ。痛いところはどこもない」
入念な体のケアを欠かさないタカのエースは、3球三振を狙って、ガンガン勝負を挑む。