6年目の誓いは「無傷」だ!松田宣浩選手が始動し、「ケガをしないこと」を新年の誓いに掲げた。ヤフードームを訪れ、3時間のトレーニング。過去2年ケガに泣かされた未完のスラッガーは、三塁での全試合出場と30本塁打を果たすため、ケガをしない体づくりに全力を注ぐ決意だ。

「新年の誓いは、ケガをしないことです。ケガさえしなければ、144試合出られる。144試合出られれば、30本塁打もいけると思う」

過去2シーズンの苦い経験と、オフの戦力補強が松田選手を突き動かしている。右手の2度の骨折で46試合の出場にとどまった2009年に続き、昨年は左手首を骨折して113試合どまり。最低限の目標に掲げていた20本塁打にも届かなかった。オフには内川聖一選手らが加入した。

レギュラーの保証はどこにもない。だが三塁のポジションにこだわり、自身初の全試合出場を目指す。始動したこの日は、イベントでドームのグラウンドが使えなかったが、スタンドを黙々と走り込んだ。

「三塁のレギュラーを取る。12月はウエートトレーニングが中心だったので、1月はとにかく走り込んで下半身を鍛えたい」

10月には第1子が誕生し、家族3人で初めて正月を過ごした。

「ゆっくりできたし、もう休むのは終わり。切り替えてしっかりやっていきたい」

7日から東京都内のジムに移動してトレーニングを行い、その後は母校の亜細亜大で練習を積む。期待の大砲が、6年目こそ大爆発するつもりだ。