
グアムに出発した秋山監督(右から2人目)と娘の真凛ちゃん(左から2人目)は女子プロゴルファーの北田瑠衣さん(右)と談笑する
秋山幸二監督が居酒屋会談で新戦力組を迎え入れる。9日、春季キャンプ前の恒例で、体力強化も兼ねたグアム家族旅行に出発。グアムには一足先にFA加入した細川亨選手が入っており「向こうで時間が合えば、飯食うかもな」と行きつけの店に誘う考え。さらに、2月キャンプ中に内川聖一選手、アレックス・カブレラ選手も食事に連れ出す構えだ。
「そういうの(機会)があればね。早く慣れてほしいし、どういうチームかというのを分かってもらわないといけないからな」
これまでも、新戦力をチームに溶け込ませるため、注意を払ってきた。就任1年目の09年春季キャンプでは、休日に、来日1年目だったファルケンボーグ投手や当時在籍したロー投手らを誘って食事会を催した。性格を知るには、面談を兼ねた「飲みニケーション」が一番。もちろん、チーム方針を伝える場にもなる。野手陣は大型補強で戦力が余剰気味。ポジションが重なる選手も多く、監督の考えを伝えておく必要もある。
「(レギュラーは)守れることが前提。カブレラ一塁?小久保もいるし、まだ考えていない。(選手全体について)メーンで守れるポジションがあった上で、複数ポジションができる方がいい」
内川選手は外野全ポジションを試す可能性があり、守備を好むカブレラ選手がDHに回るケースもある。飲みニケーションが、秋山ホークスにとって大きな意味を持つことになりそうだ。