2011/01/11 (火)

内川選手、「ポスト川崎」は、オレが育てる!

浜田博別府市長(右)から激励を受ける今宮選手
浜田博別府市長(右)から激励を受ける今宮選手

地元の子供たちを楽しそうに指導する内川選手
地元の子供たちを楽しそうに指導する内川選手

「ポスト川崎」は、オレが育てる!新加入した内川聖一選手が、高卒2年目の今宮健太選手を弟子入りさせる。10日、大分・別府市内で行われた野球教室で初対面。さっそく体重70キロ前後の若手に、体を大きくするよう助言した。自身の活躍だけでなく、同じ大分出身の若手を一流選手に育て上げ、黄金時代到来にも貢献する。

今年初めてホークスのユニホームに身をつつんだ内川選手には、すでにチームの一員としての自覚が十分だった。別府市内で行われた野球教室で、2年目の今宮選手と初対面。今季から後輩となる若手に早速助言を送ると、今後も惜しみなくプロでの活躍の秘訣(ひけつ)を伝授していく考えを明かした。

「(今宮は)甲子園で少し見たけど、実際まだ(プレーを)見たことがない。ただ将来の主軸候補と聞いている。聞いてくれば、もちろん何でも答えるし、こちらが聞きやすい雰囲気もつくってあげたい」

同郷の後輩に送った最初の助言は、体重増だった。入団時から3kg増やしたものの、今宮の現在の体重は71kg。1軍で活躍する最低条件として、まずは体を大きくすることを勧めた。

「僕も入団した時は68kgしかなかったけど、今は90kg近くある。なかなか急には大きくなるものではないけど、食べるものを意識してほしい」 これまで自己流を貫いてきた今宮も「理想の打者。いろいろ質問して吸収していきたい」と弟子入りを志願したが、右打者最高打率保持者の技術も包み隠さず伝えていくつもりだ。

「教えることで自分の確認作業にもなる。自分でわかってないと、人に教えることはできないですから」

愛する故郷大分のためにも、一流に育て上げてみせる。昨年12月には大分で、自身の名前が冠となった野球教室も開催。6日から初めて大分で自主トレを行っており、この日は約3000人の親子を対象にした野球教室に参加。地元への愛着は深まるばかりだ。

「不安もあったけど周りの方の協力もいただいて、地元に戻ってきたんだと実感している。活躍して、大分の方に『内川と今宮は大分出身なんだよ』と、言ってもらえるようにしたい」

球団は、野球の実力だけでなく「野球に取り組む姿勢が若手の見本。将来のリーダーとなる存在」との評価で内川選手を獲得した。鷹の背番号24が自身の活躍だけでなく、チームの黄金時代を築き上げる。
関連リンク > 、
関連リンク > 個人成績(投手成績/打撃成績
関連リンク > メディア出演情報

(提供:日刊スポーツ新聞西日本

一覧へ戻る
  1. トップ
  2. ニュース一覧
  3. 内川選手、「ポスト川崎」は、オレが育てる!