
大嶽神社への坂道ダッシュを繰り返す柳田選手
ライバルは金本選手、新井選手!? ドラフト2位・柳田悠岐選手が、大きな目標を定めた。16日、福岡・西戸崎合宿所で行われた新人合同自主トレに参加した。ドラフト後に、広島のジム「アスリート」でトレーニングしたことを明かした。同ジムでは、阪神金本知憲選手、新井貴浩選手らがトレーニング中だった。新井選手から「プロで必要な体力を身につけろ」と助言をもらい、感激した。
「自分の体力はまだまだ。ジムの人からは、新井さんと体のサイズはそんなに変わらないのに、筋肉の質がまったく違うと言われた。来オフからアスリートに行きたいと思う」
187cm、90kgの体格を誇る柳田選手だが、体幹が少し弱く体も硬い。同じ広島出身でけがにも強いパワーヒッター2人に少しでも近づきたいと思うようになった。硬い体をほぐしながら、精力的に筋力トレを継続する。そして、今季終了後には「アスリート」へ出向き、2人に弟子入りを申し込む計画だ。
「今まで大きなけがをしたこともないし、病気をしたこともない。そこが自分の強みでもある。プロ入りしてからも、けがなくやっていきたいし、プロで通用する体を1日でも早くつくりたい」
遠投125m。50m5秒9。広島6大学リーグでは4度の首位打者に輝いたが、一流プロの体には遠く及ばない。サプリメントの摂取は控え、バランスを考えた寮のメニューで体をつくるつもり。
「100kgくらいまで増やしたいですね」
地元広島が生んだ偉大なスターに近づくため、柳田選手は「キン肉マン」になる。