
ヤフードームを背に走り込む長谷川選手
長谷川勇也選手が17日、福岡・西戸崎合宿所で自主トレを実施。中堅のレギュラー確保へ危機感を募らせ、打撃改造に取り組んでいる。腰を使って打つフォームを固めようと、マシンやティー打撃を繰り返した。2009年に打率3割をマークしたが、昨季は打率2割5分5厘と低迷した男は、復活へのポイントに腰をあげた。
「別にバットコントロールにこだわりはない。どうやったら、体幹で打てるか。腕や手首をうまく使うより、腰で打てるかを意識している」
独自の打撃理論を持ち、その実践に励む。中堅から左翼へ逆らわずに打つ意識もあるが、腰をうまく使うことができれば、野手の間へ、鋭い打球を飛ばすことができると考える。今オフの自主トレでは西岡選手(ツインズ)福浦選手(ロッテ)の引きつけて打つフォームを手本に、体全体で打球をはじき返す打撃を繰り返し習得中だ。
「自分の力が逃げないようにスイングしている。どこに打球が飛ぶとかは意識していない」
内川聖一選手の加入で激しくなる外野争い。定位置奪回への思いが、腰砕けになることはない。