2011/01/21 (金)

松田選手フルインング出場へ「二刀流」

階段と坂道でのダッシュを終え、手を振って自転車で神社を後にする松田選手
階段と坂道でのダッシュを終え、手を振って自転車で神社を後にする松田選手

松田宣浩選手が、サードと外野の「二刀流」の備えに入った。都内ジムと母校亜大で練習を進めてきたが、この日から西戸崎合宿所で調整。新調した外野用と本職の三塁用グラブを手に現れた。

「グラブは(キャンプに内野用の)1個しか持って行かないつもりだったが、監督も言っていますし、どこでも準備はしておかないといけない」

三塁手への強いこだわりを持っていたが、指揮官が勧める複数ポジション制への本格準備を宣言した。

昨年も13試合こなした外野守備。本格参戦に向け、サードへの思い入れは、ひとまず置いた。掲げるのは144試合フルイニング出場。「11月まで休まず突っ走りますよ」。三塁でオーティズ選手と、外野では松中信彦選手、多村仁志選手、内川聖一選手、長谷川勇也選手との競争が待つが、サバイバルを勝ち抜く覚悟だ。

出場機会を増やすためパンチ力ある打撃にも、ひと工夫した。これまではタイミングを取る際に反動を使う一面があり、体の動きが激しかったが「今年はシンプルに打つ。動かないで、余分な力を使わない。打率を上げれば本塁打も増える」。ティーやマシン打撃も新打法で取り組んでいる。初めて本格的な動体視力トレも導入。背番号5が三塁でも、外野でも、グラウンドに立ち続ける決意を固めている。
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(提供:日刊スポーツ新聞西日本

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