2011/01/24 (月)

田上選手、正捕手争いへ意気込む

福岡ボートでトークショーを行った田上選手(左)と大隣投手
福岡ボートでトークショーを行った田上選手(左)と大隣投手

田上秀則選手が大外からの「まくり差し」で正捕手レースを制する。23日、福岡ボートでのトークショーに参加。大の趣味でもあるボートレース(競艇)に例えて、新加入のライバル細川亨選手との正捕手争いへの意気込みを語った。

「向こうは1号艇。FAで入ったし最初はなかなか(自分の)チャンスは少ないだろうけど最後は勝ちたい。まくり差しできれば」

競艇では内枠の1号艇が有利とされ、通常は人気も勝率も断然高い。だが外枠から果敢にコーナーを攻め、内枠のボートを負かすことも魅力の1つ。その魅力にハマリ、ボートレーサーとの親交も深い田上選手は、すでに"レース展開"を頭に描いている。

「自分はそっちの方が力を発揮しやすいと思う」

2009年にチームトップとなる26本塁打を放ち大ブレークしたが「1号艇」の正捕手として期待された昨季は極度の不振にあえいだ。今季は、注目の集まる細川選手を尻目に黙々とバットを振り込みチャンスを伺う作戦。田上選手が「モンキーターン」で正捕手の座をつかむ。

大隣憲司投手と田上選手が、福岡ボートでトークショーを行った。この日は「G3福岡ソフトバンクホークス杯」が開催され、ホークスの帽子をかぶったファンらを前に、軽快なトークを繰り広げた。「野球選手じゃなかったら競艇選手になりたかった」と田上選手が言えば、大隣投手は「僕は馬(競馬)派なので、今日は全然当たらないです」。トークの途中、ボートレースファンの男性から「田上! 細川に負けるなよ」と大きな声がかかると「負けないです。今日は(予想で)負けましたけど」と返して、会場を笑いに包んでいた。
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(提供:日刊スポーツ新聞西日本

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