2011/02/01 (火)

秋山監督、選手にゼロからの再出発求める

宮崎入りし歓迎の花束を受ける秋山監督(中央)、川崎選手会長(左)らホークスナイン
宮崎入りし歓迎の花束を受ける秋山監督(中央)、川崎選手会長(左)らホークスナイン

リーグ優勝は忘れろ!秋山幸二監督が1月31日、選手にゼロからの再出発を求めた。昨季は7年ぶりのリーグ優勝。日本シリーズ進出こそ逃したが、内川聖一選手、細川亨選手、カブレラ選手と大型補強に成功し、選手層はぐっと厚くなった。他球団からのマークが厳しくなることは必至。指揮官は宮崎春季キャンプでの各選手のレベルアップに期待した。
「挑戦者?そうだね。もう昨年のことなんだから。西武の時もそうだったんだけど、他からエース級を当てられる。各個人がレベルアップするしかない」

秋山監督は現役時代、西武の黄金期に主砲として活躍。それでも例年、春季キャンプでは泥まみれになって体を鍛えあげた。近鉄野茂投手、オリックス星野投手、ロッテ伊良部投手、日本ハム西崎投手、ダイエー山内孝投手…各球団からぶつけられたエースを攻略し、栄光をつかみ続けた。その厳しさを今季は選手が味わう番。昨季の栄冠にすがるひまなどない。指揮官は力説した。

「全員が(ケース打撃などの)犠牲心をもってほしい。AとB(1、2軍)の入れ替えもある。オープン戦(のオーダー)は、まったく考えていない」

宮崎市内の宿舎へ到着した後には約5分のミーティングを開き「勝つために何をすべきか」と自主性も訴えた。すべてを白紙として、チーム内のライバル意識をあおった。激しい競争がチームを底上げすると考えている。王者のプライドは心の奥にしまえばいい。秋山監督が現役時代、常にレベルアップを志した姿勢を、全選手に追い求めていく。
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(提供:日刊スポーツ新聞西日本

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