
投球練習を終えた和田投手(左)に一礼される細川選手
FAで新加入した細川亨選手は、キャンプ初日に早速ブルペンに座り、エース和田毅投手ら3投手の球を受けた。まずブルペンに入るや、迷わず投球練習途中の和田投手の前に座った。
「和田は何か考えてやっているのかな思ったんで、和田の球を捕ってみようと思ったんです。えぐい球投げますよね」
約20球受けた後はしばらく和田投手と投球について話をした。次は高橋秀聡投手、岩崎翔投手と今季の先発右腕として期待される2人の球を受けた。自主トレで攝津正投手とキャッチボールをしたことはあったが、本格的にブルペンでタカ投のボールを受けたのは初めて。「こんな感じでコミュニケーションを取っていきたい。捕手はグラウンドの監督ですから」。
これからもブルペンでどんどん投手とコミュニケーションを取るつもりだ。「捕手じゃないとわからないことがあるからね。うちの投手全体を把握してもらいたい」と王貞治球団会長も細川選手の積極的な姿勢に大歓迎だ。
打撃練習では藤井康雄打撃コーチや立花義家打撃コーチのアドバイスを受け、練習後も居残りで特打をこなすなどキャンプ初日から精力的に動いた。「西武と比べると観客も関係者も多いですね」。気持ちも新たに、正妻候補が動きだした。