
マスクをしてノックを受ける杉内投手(中央)ら投手陣
杉内俊哉投手が異例の公開投球を行った。サブグラウンドでキャッチボールや投内連係練習を終えた後、いきなりマウンドに立った杉内投手は神内靖投手を相手に投球を始めた。カーブやスライダーを交えて約20分、ほぼ「本気モード」の投球だった。
前日の初ブルペンでは58球を投げ込み2日連続の投球となった。「公開ブルペンですねえ。最初は平らな場所で投げようと思ってたんですけど、思い切り投げようと思って」。思わずマウンドに上がってしまったのが本気の表れ。前日は直球だけだったが、この日は球の軌道を意識しながら変化球も試した。「スライダーも曲がるようになっていい感じです」と納得の表情だ。
前日のブルペンで左手中指に血マメを作ったが「大丈夫です」と不安を一掃。開幕投手を争う和田毅投手に後れを取るわけにはいかない。