
小川2軍監督が見守る中、休日返上でマシン打撃で汗を流す山下選手
ドラフト1位・山下斐紹選手が9日、オフ返上で打撃練習を行った。広角打法を身に付けようと必死にバットを振る。頭の中に描くのは同じ千葉県出身の篠塚和典氏だ。
巧みなバットコントロールで三遊間を破る安打をイメージしながらマシン打撃を繰り返した。「逆らわずに打ち返すことを意識している。バットコントロールにも自信がある」と意欲的だった。王貞治球団会長は「形にはめ込まない方がいいと思うよ」と放牧する方針を打ち出す。高校通算35本塁打の長打力を伸ばすよりも、まずは確実性を磨くことを選んだ。支配下登録の新人ではただ1人、オフを返上。「プロの練習には慣れてきた。もっと練習して他の新人に差をつけたい」。タカの1番星は、まずは華麗な安打を打てるように、バットを振り続ける。