
JA宮崎中央から贈られた米粉「お誕生日ケーキ」を食べる和田投手(右)と高橋徹投手
和田毅投手の初実戦登板が26日のオープン戦・広島戦(ヤフードーム)以降に持ち越す可能性が出てきた。当初は開幕投手の座を争う杉内俊哉投手と21日の紅白戦で投げ合う計画も浮上していたが、高山郁夫投手コーチが13日「21日と決めていたけど、今の本人のペースを崩してまで無理やり合わせることはしない」と説明した。
10日に左肘の張りを訴え、その後は遠投、キャッチボールなどで調整。この日はブルペンで捕手を立たせたまま110球を投げ込んだ。和田投手のマイペース調整を認めることで、故障のリスクを回避する方向だ。
12日に規約違反となる「用具改造」と指摘されたグラブをこの日も使用。「アウトと言われた。同じようなグラブはいくらでもあるんだけど」と不満をこぼした。21日が誕生日で練習後にケーキを贈られ少し機嫌を直したMVP左腕。グラブ改良も視野に入れ、マイペースで調整していく。