打撃練習で汗を流す柳田選手

エースを打って1軍に残る！ドラフト2位の柳田悠岐選手が14日、オフ返上で特打を行った。約1時間、室内でフリー打撃などを実施。新人ではただ1人、A組（1軍）の練習に参加しており、21日の紅白戦でエース杉内俊哉投手が登板予定。仮に対戦して安打を放てば、1軍残留へ大きく近づく。

「杉内さんと対戦できれば、光栄なこと。自分の力で打つことはまだ難しい。いちかばちか。球種をしぼって打つしかない」

杉内投手は直球、スライダー、カーブ、チェンジアップなどを駆使して、コントロールも抜群。球界を代表する左腕エースだ。簡単には打てる投手ではないことは重々、分かっている。だが、もし対戦して安打を放てば、首脳陣に大きなアピールとなる。まだ、粗削りで課題も多い。一方で飛距離や強肩など、高い身体能力は魅力的な逸材だ。ヤマを張って、エースを打つイメージをふくらませた。

「やっぱりキャンプは疲れがたまっている。練習もきつい。これを乗り越えて1軍を目指したい」

連日、早出特打を行い、藤井康雄打撃コーチからスイングのタイミングの取り方を徹底して教え込まれている。その成果をエース打ちで見せたいところだ。