
紅白戦の7回裏1死、左中間に2年連続「チーム1号」となる本塁打を放つ松田選手
松田宣浩選手が、2年連続で"チーム第1号"を放った。この日から始まった紅白戦に、白組の3番三塁で出場。第3打席で吉川輝昭投手から左中間席に、特大の1発をたたき込んだ。昨年も2月14日の紅白戦初戦で1発を放ったが、激しいレギュラー争いが繰り広げられる今季も強烈アピールに成功した。
「打った球はスライダーでしたが、完璧にとらえられました。いい感じで打てました」
超大型補強によりレギュラーが保証されない中、アピールには十分な1発だった。2ボールからの3球目。真ん中から外へ逃げていくスライダーに全く泳がされることなくフルスイングで球をとらえた。立花義家打撃コーチも、成長を感じ取った。
立花コーチ「右サイドにタメをしっかりつくれているから、打つ時に左に流されなくなっている。だから球もよく見えている。もともと下半身は強いけど、練習でも自分で右打ちを意識してやっているから、下半身にタメができている。」
三塁では内川聖一選手やオーティズ選手、外野でもその2人や松中信彦選手ら強力なライバルらと定位置を争っている。生き残るためには、打撃の確実性をアップさせることだと考えている。
「まずは確実性を上げないと。そうすれば自然と本塁打も増える」
今キャンプから、バットを肩にかつぐ構えから確実に球をとらえることを意識しているが、初実戦で早速結果を残した。松田選手が定位置を、そのバットでつかみにいく。