昨季、すい星のごとく現れた大型左腕が、開幕ローテ入りへ猛アピールしました。
2月16日（火）の紅白戦。白組2番手でマウンドに上がった山田大樹投手が3回を投げて、許したのは味方失策の走者1人だけという完ぺきな投球を見せました。

「今の段階としては順調に来てると思います。不利なカウントにすることも少なかったし、1度だけ3ボール0ストライクになったけど、その後ストライクを投げて（カウントを）整えられたのでよかった。僕にとっては無四球というのが一番大きかったですね」

自身2イニング目は相手クリーンナップとの対戦でしたが、内川聖一選手をレフトフライ、小久保裕紀選手を空振り三振、多村仁志選手をライトフライに打ち取る好投を見せました。

「いいアピールができました。松中さんにも『三者凡退でいけよ』と言われていたので抑えられてよかったです」

昨季は開幕前に育成枠から支配下入りし、6月には1軍デビュー。その後ダルビッシュ投手（ファイターズ）や成瀬投手（マリーンズ）に投げ勝つなど4勝をマークし、"育成の星"とも呼ばれました。

「目標は2ケタ勝利ですが、その前に開幕ローテに入ることが第一の目標です」

山田投手も今球界の話題を呼ぶ88年生まれ世代。今季はさらなる飛躍へ、楽しみなシーズンになりそうです。

※16日の天気は曇り、気温11℃、来場者5,400人