
特守でボールに届かずに表情をゆがめる柳田選手
ドラフト2位・柳田悠岐選手は1軍残留への新ノルマを課せられた。守備での打球判断の遅さを大石大二郎ヘッドコーチ、井出竜也外野守備走塁コーチから指摘された。
紅白戦に6番中堅で先発した。2回無死一塁で田上秀則選手の打球に、すぐに反応できなかった。中前安打を許し、無死一、二塁とチャンスを広げられ、その後の失点にもつながった。
「あれはしっかり判断して動きだせば捕れるだろうと言われた。そういうことをクリアしていかないと1軍には残れないと。まだ課題はある。しっかりやっていかないといけない」
前日15日の紅白戦で2安打1盗塁と結果を出し中堅レギュラーの座を大きくアピールした。50m5秒9の俊足で守備範囲は広い。激しい競争に勝つには、打球判断を磨くしかない。
打っては3打席で2四球1三振。8回は先頭打者で四球を選び、エンドランのサインを忠実に実行。投ゴロで高橋秀聡投手が二塁へ送球したがセーフとなる走塁センスが光った。それでも柳田選手は「走塁より打球判断」と言い聞かせていた。