2月21日（月）は今キャンプ最後の紅白戦が行われ、ホークスが誇る2枚看板が先発をしました。紅組が和田毅投手、白組が杉内俊哉投手です。

和田投手は昨季17勝をマークして最多勝を獲得し、パ・リーグMVPに輝きました。さらなる飛躍を求めて、オフには肉体改造に着手。体重を「人生で初めて」という80kg台に乗せました。
「持ち味であるキレに、パワーを加えたい」

この日が今年初めての実戦マウンド。2回を投げて、打者7人に対して1安打無失点。松田宣浩選手と小久保裕紀選手を力強い直球でフライに打ち取る投球も見せました。

「この時期はまだ打者が投手に球に慣れていないですからね。シーズン中もあのような打球で打ちとれればいいですね。あとは課題のカーブも多く使うことができたし変な球もなかった。でも、今後は精度とキレをもっと上げていきたい」

今後はオープン戦で調整を重ねてシーズン開幕に向けた準備を着々と進めていきます。
「昨年は個人的には良い年でしたが、日本一になることができずに悔しい一年でした。今季も昨年同様にフル回転して日本一の胴上げまでチームに貢献していきたい。スギ（杉内投手）とともにチームを引っ張っていきたいと思います」

また、和田投手はこの日が30歳の誕生日でした。「年をとった感覚はない。いつまでも若い気持ちで」と笑み。プロ野球選手として最も成熟する年齢です。昨季のMVPをさらに越えるシーズンへ。和田投手は進化し続けます。

※21日の天気は晴れ、気温14℃、来場者7,500人