2011/02/23 (水)

先発ローテ候補、「ライバル対決」で競い合わせる

守備練習する投手陣。左から金澤投手、馬原投手、陽耀勲投手、レルー投手、小椋投手、森福投手、ファルケンボーグ投手、久米投手、山田投手、杉内投手、新垣投手
守備練習する投手陣。左から金澤投手、馬原投手、陽耀勲投手、レルー投手、小椋投手、森福投手、ファルケンボーグ投手、久米投手、山田投手、杉内投手、新垣投手

「ライバル対決」でローテを争え!ホークスが26日からのオープン戦で、先発ローテ候補に激しいサバイバルを課す。確定しているのは杉内俊哉投手、和田毅投手の2人だけ。残り4枠を8投手で争うが、立場の似ている2人をセットにして、同一試合に起用する。厳しい絞り込みで、投手王国づくりに着手する。

投手王国再建に向け、ホークスの先発ローテ候補が「ライバル対決」で絞り込まれることになった。現状ローテ入りを確定させているのは、前日21日の紅白戦で順調な仕上がりを披露した杉内投手、和田投手の2人だけ。高山郁夫投手コーチは、残り4枠を争う8投手を2投手ずつのセットにして、同一試合のマウンドで競い合わせる方針を明かした。

高山投手コーチ「初戦は山田と岩崎が4イニングずつ投げます。主力の調整もあるし、オープン戦の試合数も多くはない。先発候補2人で1試合、というのを何試合か組んでいかないといけない。」

ライバルに勝たない限りローテには入れない。シビアな現実を認識させ、競争によるチーム強化を図るのが狙いだ。

今季オープン戦は17試合行われる予定。1試合に2人の先発候補を登板させるプランは現実的だ。2戦目となる27日の広島戦以降は不確定だが、外国人枠も争うホールトン投手とレルー投手、同い年の小椋真介投手と新垣渚投手、23日の練習試合に登板する攝津正投手と陽耀勲投手も、オープン戦でセットで"投げ合う"可能性が高い。

高山投手コーチ「10人くらいの候補が競っている。1試合も1イニングも無駄にはできない。本人たちが、一番誰がライバルなのかを分かっているはず。」

開幕1、2週前は、ローテを確定させた投手が調整を行うことが通常なだけに、セットでの激しい争いは3月上旬まで続けられる見込み。さらに調整遅れで現在B組にいる大隣憲司投手も争いに食い込んでくるだけに、ローテ争いは近年まれにみるほど激しい。杉内投手、和田投手の両エースは昨季、2人で33勝を稼いだ。連覇、そして8年ぶりの日本一には両エースに続く投手の存在が不可欠。激しい「ライバル対決」を経て、リーグ最強の投手王国をつくりあげる。
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(提供:日刊スポーツ新聞西日本

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