狙うは開幕ローテ。5年目左腕の山田大樹投手が、秋山幸二監督の起用に応える快投を見せて一歩前進しました。

2月26日（土）のオープン戦のカープ戦（ヤフードーム）。先発した山田投手は4回を投げて球数45球、無失点に抑える安定した投球を見せました。立ち上がりこそ、初回に2安打され、さらに2回には先頭打者に四球を与えましたが、いずれも後続を併殺打に打ち取ってゼロ封。「計算通り。こう投げて、こういう感じで打ち取るというのができた。自信を持ちたい」と胸を張る、持ち味の打たせて取る投球でした。

オープン戦とはいえ"開幕投手"に指名されたのは期待の表れ。「非常に嬉しかったです。その反面で緊張してしまったのは反省点ですが、反省して期待に応えられるように頑張りたい」と登板後は充実の表情を浮かべました。

開幕ローテ入り、そして2ケタ勝利への秘策は2種類とも3種類といわれるストレートです。同じフォーシーム（一般的な直球の握り）でも少し握りを変えるだけで微妙な変化を生み、それで凡打を築きます。「もっと精度を上げていきたい」と、まだ発展途上。シーズンへ向けてまだまだ調子を上げていきます。