2月27日（日）のカープ戦（ヤフードーム）にはホークスが誇る2枚看板が登板。和田毅投手は2回無失点の快投。杉内投手は2回1失点ながら「打たれたのは失投。スライダーは、タノさん（田上秀則選手）も『"激"曲がりだった』というほど切れていました」と手ごたえを口にしていました。

先発マウンドに立った和田投手は打者6人を相手に1人の走者も許さない完ぺきな投球でした。ただ、本人はちょっと浮かない表情で「結果だけを見れば悪くないが、調子はよくなかった」と話しました。それでもパーフェクト投球をするあたりが、さすが昨季のMVP＆最多勝左腕です。

この日のテーマは、キャンプ中から課題として取り組んできたカーブを試すことでした。「いろいろなカウントでカーブを投げて、今までになかったカーブの配球を試すことができたのが収穫です。これで投球の幅を広げられればいい。たくさん投げることができたのでよかったです」

直球に関しては「まだ良くなる要素がある」と話しましたが、それでも力強い球で相手打者を押し込むシーンも見られました。

今オフには肉体改造にチャレンジしてさらなる進化を突き進む左腕。1カ月を切ったシーズン開幕へ向けて「どんどん調子を上げていきたい」と話しました。