
1回裏1死、三塁打を放ち一塁を回る本多選手
今年も三塁打王の予感だ。本多雄一選手がオープン戦初のマルチ安打をマークした。初回。阪神久保投手の変化球をとらえると、右越えの三塁打。5回には下柳投手の直球を中前安打。前日まで4試合で打率6分7厘だったが、状態が上がってきた。
「(三塁打は)うまく対応できた。ヒットらしいヒットがようやく出た。自分の中では、これが初ヒットです。形がしっかりしていないと、ああいうヒットは出ない」
復調のきっかけは前夜にあった。昨年の打撃フォームと、前日の試合のフォームを見比べた。
「軸がしっかりしていなかった」
この日のアーリーワークや試合前練習で微調整を済ませてゲームに入っていた。昨季は10本の三塁打で、オリックス坂口選手と並びリーグトップだった。打線は2試合連続で無得点に終わったが、得点源となる背番号46のバットが好調になれば心配無用だ。