ホークスに異例の「開幕ローテ7人態勢プラン」が浮上した。これまで3月25日のシーズン開幕戦から順に、杉内俊哉投手、攝津正投手、和田毅投手、ホールトン投手、山田大樹投手の5投手を繰り出すことが内定。残り1枠と見られていた先発ローテの座だが、開幕直後に限って7人の変則態勢の可能性が浮上。開幕カード3戦目(27日、オリックス戦)に先発する和田投手を中6日ではなく、中8日で4カード目初戦(4月5日、日本ハム戦)に起用する案が検討されているのだ。
開幕ローテ7人布陣について、秋山幸二監督は「そういう考えもある。(6人にするか、7人にするか)どっちにするかだな」。高山郁夫投手コーチも「ないことはない。まだ最終的にはどうするか決まっていない。(最後の先発枠を)競っているところ」と話した。陽耀勲投手と新助っ人レルー投手はオープン戦不調。小椋真介投手、岩崎翔投手、新垣渚投手が今後の調整で1歩も譲らない好投をみせれば、異例の開幕7人ローテプランがふくらんできそうだ。
開幕7人布陣ならではのメリットもある。3人から選ばれた2投手が結果を残せなければ、無理なく先発6人態勢に移行できる。新垣投手を起用するケースでも、開幕7人布陣は追い風となりそうだ。右肩故障で昨年1軍登板のない新垣投手は、登板後の回復に他投手よりも時間を要する。1試合登板→登録抹消というケースも開幕直後の7人態勢では可能になる。和田投手にしても、昨年3試合投げて防御率7.16と苦手の西武ドーム登板を避け、防御率2.50の本拠登板が可能になる。
いずれにしてもコマをそろえているホークスの先発事情の裏返し。大型補強で誕生した強力打線に目が奪われがちだが、先発布陣の結論も注目だ。
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(提供:日刊スポーツ新聞西日本)
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