8回表ホークス2死二塁、右前打を放つ柳田選手

柳田悠岐選手が、1軍生き残りへ向けて強烈アピールした。横浜戦に7番右翼でスタメン出場。途中から移った左翼の守備で、自慢の強肩と身体能力を見せ球場をどよめかせた。

7回裏2死。横浜一輝選手が、左中間へライナー性の鋭い打球を放った。柳田選手は打球へ一直線でダッシュ。間を抜かれることを恐れて回り込むことはせず、自慢の俊足でギリギリこの打球に追いついた。捕球後、ダッシュの勢いそのままに1回転すると、素早く二塁へ送球。ワンバウンドで矢のような送球が本多雄一選手のもとに届くと、余裕のタッチアウトとなった。

「打球が飛んだ時から狙っていた。計算通りです」

5回裏には8番新沼選手の打球を「バンザイ」するように追ってしまい、二塁打にしてしまった。打撃では1打席目から2打席連続三振。だが、4打席目には強烈な右前打を放った。井出竜也外野守備走塁コーチは「(7回は)無駄のないプレーだった。フライの追い方は危なっかしいし、まだまだ課題はあるけど1ついいプレーをしたんでね」。何かをやってくれると期待させる規格外のルーキーが、必死に開幕1軍を目指す。