待ってました、この一発。新加入のカブレラ選手が3月20日（日）のスワローズ戦（ヤフードーム）で第1号3ランを放ちました。

3万人を越えるヤフードームのファンに送る挨拶代わりの一撃。秋山幸二監督さえも「弾丸ライナー。打球が速いね、やっぱり」と驚くばかりでした。カブレラ選手もホークス移籍後初の本塁打に「とにかくホッとしたよ」と胸をなでおろしていました。その一方で、「気分的にはいいけど、（シーズンで打つ分の）1本を損しちゃったね」と苦笑い。いつも冗談を飛ばす、本当に明るいキャラクターの持ち主です。

また、前日に続いてこの試合はチャリティー試合として行われました。カブレラ選手も募金箱を持ち、ファンの皆様へ募金の協力を呼びかけました。

「今の日本の置かれている状況を考えると胸が痛い。大切な人を失った人もいる。僕は野球選手なので、野球を一生懸命やって、そのことでみんなが笑顔を取り戻してもらえれば嬉しい。この1本でも、その瞬間だけでも笑顔になってくれれば嬉しい」

日本球界10年間で346本塁打をマークしている、ホークスの新しい4番打者。豪快な一発を待つファンのために、今季はたくさんのアーチをかっ飛ばしてくれるはずです。